基本理念|スポーツマウスガードの目的
第3章
集中力の持続
運動を長時間つづけると、しだいに意識の集中が低くなり、注意も散漫になります。
このため諸動作がうまくいかなかったり、失敗や怪我を起こしやすくなってしまいます。
疲労の「許容範囲」をこえると注意、集中の働きが衰え、運動の効率や成績も上がらないばかりか、安全性にも問題が生じます。
このように、集中(concentration)とは対象を明確に意識し、認識しようとする心の働きであり、自らの意志によってなにかに注意を向けることです。
それゆえ集中は、意識(Consciousness)や注意(attention)に含まれると考えます。
運動学習にともなう随意動作では、身体操作の選択的な注意によって、運動課題に対する基本的動作のフィードバック信号が働き、その運動に必要不可欠な動作には促進的に、そうでない動作には抑制的に作用します。
このように、注意による意図的な動作の修正と改良を繰り返しながら、運動プログラムが大脳皮質に形成されていきます。それゆえ注意の集中は、運動学習にも決定的な役割を担っているのです。
スポーツで注意の集中を決定するのは、外的要因と内的要因に区別することができます。
外的要因とは運動諸刺激の構造を特徴づける要因である。これは主体に認知される注意の方向・範囲・維持を決定する。
注意の方向を決めるのは、これまでの刺激とは異なる新奇性によるものと刺激の強さである。また、注意の範囲は刺激が一定のパターンに組織化されたときは容易に知覚されます。それは運動課題が十分に理解されていれば、情報の流れを最も合理的に認知できるからです。さらに注意の維持は、注意の範囲を一定水準に保持する。
内的要因は、主体の身体活動の心理的構造に関連している。
スポーツに対する主体の要求・興味・関心・構えには身体活動を能動的に進行させる性質があり、運動の諸動作にとって重要な信号を注意に向けてくれるからです。
したがって、注意の集中は運動目標に向けられるだけでなくスポーツ活動のどこに注意を集中させるのかを決めるのは、活動に対する要求や動機(モチベーション)によって決定されているのです。
集中力の維持・持続は身体的・精神的疲労の『許容範囲』を超えずに常に目的意識的な取り組みが重要であり、また運動課題に対しては到達目的を設定し運動意欲や知的好奇心に働きかける言語教示や新たな刺激が集中力を維持させてくれるのです。
SMGを装着し、トレーニングすることにより疲労の軽減(前項参照)を計りながら、
疲労の「許容範囲」を広げ、SMG装着という精神的刺激を満たしていくと集中力は維持・持続していくのです。
|